温かいお湯に浸かり、身も心もほぐしながらリフレッシュできる温泉。
日本は土地の特徴から各地に温泉地があり、個性豊かな泉質は古くから美容や健康などに活用されてきました。
科学的には解明されていない部分もありますが、温泉水は美肌や美白への効果も期待できると考えられており、浸かるだけでなく温泉水を使ったスキンケア商品も販売されています。
スーパーやドラッグストアでも温泉水を使った商品を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか?
この記事では温泉水について、何がいいのかその効果や美容におすすめの温泉などをご紹介します!
季節の変わり目で肌が揺らいでいる方、なかなか自分に合ったスキンケアが見つからないという方は、スキンケアに温泉水を取り入れてみませんか?
温泉について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです!
温泉水とは何?

温泉水とは温泉法で認められており、温泉源から摂氏25度以上で摂取され、下記の表にあるような物質を規定量含んでいるものを指します。
| 物質名 | 含有量(1kg中) |
| 溶存物質(ガス性のものを除く。) | 総量1,000mg以上 |
| 遊離炭酸(CO2)(遊離二酸化炭素) | 250mg以上 |
| リチウムイオン(Li+) | 1mg以上 |
| ストロンチウムイオン(Sr2+) | 10mg以上 |
| バリウムイオン(Ba2+) | 5mg以上 |
| フェロ又はフェリイオン(Fe2+,Fe3+)(総鉄イオン) | 10mg以上 |
| 第一マンガンイオン(Mn2+)(マンガン(Ⅱ)イオン) | 10mg以上 |
| 水素イオン(H+) | 1mg以上 |
| 臭素イオン(Br–)(臭化物イオン) | 5mg以上 |
| 沃素イオン(I–)(ヨウ化物イオン) | 1mg以上 |
| ふっ素イオン(F–)(フッ化物イオン) | 2mg以上 |
| ヒドロひ酸イオン(HASO42-)(ヒ酸水素イオン) | 1.3mg以上 |
| メタ亜ひ酸(HASO2) | 1mg以上 |
| 総硫黄(S) [HS–+S2O32-+H2Sに対応するもの] | 1mg以上 |
| メタほう酸(HBO2) | 5mg以上 |
| メタけい酸(H2SiO3) | 50mg以上 |
| 重炭酸そうだ(NaHCO3)(炭酸水素ナトリウム) | 340mg以上 |
| ラドン(Rn) | 20(百億分の1キュリー単位)以上 |
| ラジウム塩(Raとして) | 1億分の1mg以上 |
これらの物質を規定量含んでいるもの、さらに25度以上で源泉から摂取されるものだけが「温泉水」として認められるのです。
温泉水は何がいい?期待される美容効果3選!

温泉には血行促進効果やリラックス効果があることから、古くから美容や健康のために活用されてきました。
温かいお湯に浸かることで血行が良くなったり、全身浸かることで水圧でむくみが改善されたりします。
加えて温泉には様々な成分が含まれているため、皮膚病や筋肉の緊張、関節痛の改善、さらに以下のような美容・健康効果が期待されます。
- 保湿効果
- 肌に優しい
- 消化サポート・腸内環境を整える
ここからは温泉水の美容効果についてご紹介します。
保湿効果
温泉水にはマグネシウムやナトリウム、シリカなどのミネラル成分が豊富に含まれており、肌の水分保湿をサポートすると言われています。
温泉の種類によっては肌への浸透力が高いものも。
入浴後すぐのスキンケアに温泉水を取り入れるのもおすすめです。
乾燥しやすい肌質の方や肌荒れが気になる方はスキンケアに温泉水を取り入れることで肌の潤いをキープすることが期待できるでしょう。
肌に優しい
敏感肌の方の中には市販の化粧水がなかなか合わず、お困りの方もいるかもしれません。
化粧水には様々な有効成分、防腐剤やアルコールなど人によっては刺激に感じる成分が含まれている場合があります。
温泉水100%の化粧水は自然由来成分で肌に優しく、刺激が少ないため、赤ちゃんや敏感肌の方も使える点も特徴です。
ただし泉質によっては刺激を感じるものもあります。ご自身にあった温泉を探してみましょう!
消化サポート・腸内環境を整える
温泉に浸かったり、スキンケアに取り入れるだけでなく、飲用としても販売されているのはご存知でしょうか?
スーパーなどではミネラルウォーター売り場に飲用の温泉水も販売されています。
ミネラルを豊富に含む温泉水を飲むことで、ミネラルが効率的に摂取できるのではないかと考えられています。
泉質によっては消化のサポートしたり腸内環境を整えたり、胃腸の働きをサポートが期待される温泉もあるようです。
ただし、特定の疾患がある方や妊娠中の方、子供や飲む量など注意が必要な場合もあります。
インターネットやSNS上では真偽不明の情報も多くあるため、治療目的で利用したい方や疾患病等お持ちの方は医師に相談してから取り入れるようにしましょう。
気になる方はスーパーなどでミネラルウォーター売り場に飲用として販売されている温泉水を買って試してみるのもおすすめです。
美肌におすすめ!国内屈指のおすすめ「美肌の湯」3選

ここまで、温泉水が美容や健康に何がいいのかをまとめました。日本には「美人の湯」や「美肌の湯」と呼ばれる温泉が各地にあります。
それぞれの泉質によって特徴ある「美肌の湯」をまとめました。女子旅やご褒美旅に「美肌の湯」に行ってみてはいかがでしょうか?
美肌の湯についてはこちらの記事もおすすめです!
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【三重県】榊原温泉
三重県にある榊原温泉は清少納言が詠んだことでも知られる歴史ある温泉です。
美肌効果の高いアルカリ性単純泉で、抗酸化作用や肌トラブルの改善にも効果が期待されています。
肌本来の力を引き出し、入浴後はツルツルとした健やかな肌に導くことから日本屈指の「美肌の湯」としても知られています。
榊原温泉の泉質はマグネシウムやナトリウムなどのミネラルがバランスよく配合されており、高保湿、高浸透が期待されます。
肌の他にも、体のこわばりやリウマチ、ストレスによる諸症状にも効果があると言われており、美容と健康に効果が期待できるおすすめ温泉です。
【福島県】高湯温泉
福島県にある高湯温泉は湯治の宿として健康維持・病気の予防・治療のため古くから親しまれてきました。
泉質は酸性泉となっており、殺菌力が高く、肌トラブルの原因となるウイルスや細菌を広く取り除くとされています。
人間の皮膚は老化や紫外線を浴びることで酸化し、シミ、シワなどの肌悩みに繋がります。
高湯温泉は国内でも屈指の還元力・抗酸化力を持つため、美肌・美白にも効果が期待されます。
【佐賀県】嬉野温泉

佐賀県にある嬉野温泉は島根県斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並んで「日本三大美肌の湯」と称される名湯です。
ナトリウムを多く含んだ温泉が余分な皮脂や角質化した肌を柔らかくしツルスベ肌になることが期待されています。
肥前国風土記(713年)にも記されている、佐賀を代表する歴史ある「美肌の湯」です。
温泉の美肌効果を日常へ

この記事を読んで、温泉水が持つミネラルと有効成分の素晴らしさを改めて実感されたのではないでしょうか。
特に「美肌の湯」の効能は、美容と健康を気遣うすべての方にとっての魅力が詰まっています。
そこで、温泉で得られる癒しやうるおいを日常で再現するために誕生したのが「TABBIA(タビア)」です。
日本の名湯から着想を得た保湿成分を配合した温泉ハンドセラムは、使うたびに温泉の恵みを肌に届け、ふっくらと健やかな状態を保ちます。
泉質にこだわるように、日常のケアの「質」にもこだわるあなたにぴったりのアイテムです。
ぜひ、温泉気分を味わいながら美肌効果を感じてみませんか?
温泉水でツルスベ肌を目指そう!

この記事では温泉水について、美容と健康への効果や美容におすすめの温泉について解説しました。
温泉に浸かって温まったりリフレッシュしたりするだけでなく、美容にも効果的だと考えらてれる温泉。
古くから日本人に親しまれてきた「温泉」を美容や健康のために取り入れてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人

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東北生まれ東北育ちのライターです。
食べ歩きと美術館巡りが趣味です。
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