旅行でホテルに泊まるとき、気になるのが室内の乾燥。
エアコンが効いた室内では、朝起きたときの喉の痛みや肌のパサつきに悩まされがちです。
特に冬場の宿泊では、翌日の体調や美容に影響を及ぼしかねません。
本記事では、加湿器がない部屋でも実践できる、誰でも簡単にできる乾燥対策を紹介します。
ホテルの滞在を快適にするために、乾燥の悩みを解消しましょう!
- 1. なぜホテルは乾燥しやすいのか?
- 1.1. 強力な空調システムの導入
- 1.2. 高い気密性と換気扇の働き
- 1.3. 客室に加湿器が常備されていない
- 2. ホテルの乾燥を対策する方法【5選】
- 2.1. バスタブにお湯を張ってドアを開ける
- 2.2. 濡らしたタオルを室内に干す
- 2.3. エアコンを切って布団や毛布で温度調整する
- 2.4. 湯沸かしポット(ケトル)でお湯を沸かす
- 2.5. コップやグラスに水を入れて置く
- 3. 【必見】ホテルの乾燥を対策できるおすすめグッズ
- 3.1. 携帯用加湿器
- 3.2. 保湿成分の高いマスク(濡れマスク・立体マスク)
- 3.3. 保湿力が高いオールインワンジェル(オイル)
- 3.4. のど飴
- 3.5. ミネラルウォーター
- 4. 旅先の乾燥に負けない方法とは?
- 5. 乾燥対策をしながら充実したホテルステイを
なぜホテルは乾燥しやすいのか?

ホテルの部屋はなぜ乾燥しやすいのか、気になる人もいるのではないでしょうか?
今回は、ホテルが乾燥しやすい原因について解説します。
強力な空調システムの導入
ほとんどのホテルでは、各部屋に設置されたエアコンや、建物全体で空気を循環させる集中管理型の空調システムを採用しています。
このシステムが乾燥の大きな原因のひとつです。
特に冬場のホテルは、客室を一定の温度に保つために暖房を強く運転します。
暖房によって室温が上がると、空気中に含まれる水分が少なくなり、湿度が急激に下がります。
家庭用のエアコンと異なり、ホテルの空調は広い空間をすぐに温めるために強力な場合が4多く、その分空気を乾燥させるスピードも速いです。
高い気密性と換気扇の働き
近年のホテルは、外部の騒音や温度変化の影響を受けにくくするために、非常に高い気密性を持って設計されています。
かえって乾燥を加速させてしまう側面があります。
窓が二重になっていたり、建物の隙間が少なかったりするため、外部からの湿った空気がほとんど入ってきません。
したがって、客室内に水分を補給するものがなければ、湿度は下がる一方になります。
客室に加湿器が常備されていない
家庭では冬場に加湿器を使う場合が一般的です。
しかし、ホテルの客室には加湿器が標準で設置されていない場合があり、乾燥を放置してしまう原因になります。
ホテル側にとって、すべての客室に加湿器を常備することは、清掃やメンテナンスの手間が非常に大きくなります。
加湿器の内部はカビや雑菌が繁殖しやすく、衛生管理を徹底するにはコストがかかるため、設置を見送っているケースが多いです。
ホテルの乾燥を対策する方法【5選】

乾燥が引き起こす喉の痛みや肌荒れは、せっかくのホテルステイを台無しにします。
続いては、加湿器がない環境でもすぐに実践できる、簡単で効果的な乾燥対策のコツを紹介。
ぜひ、取り入れてみてください!
バスタブにお湯を張ってドアを開ける
ホテル滞在中の乾燥対策1つ目は「バスタブにお湯を張ってドアを開ける」。
最も手軽で即効性のある加湿方法のひとつです。
寝る前にバスタブの半分ほど、少し熱めのお湯(40度〜45度程度)を張ります。
そして、バスルームのドアを少しだけ開けておくと、お湯から立ち上る蒸気(水蒸気)が客室全体に広がり、天然の加湿器に早変わり!
ただし、バスルームの換気扇は必ず止めてください。
換気扇を回したままでは、せっかくの湿気がすぐに外へ排出されてしまいます。
また、熱いお湯を張りすぎると室温が上がりすぎる場合があるため、様子を見ながら調整しましょう!
濡らしたタオルを室内に干す
ホテル滞在中の乾燥対策2つ目は「濡らしたタオルを室内に干す」。
フェイスタオルやバスタオルを水で濡らし、固く絞らずにびしょびしょの状態で、客室内のハンガーラックや椅子に広げて干します。
タオルから水分が蒸発する際に、水蒸気となって室内の湿度を上げてくれるため、乾燥しにくくなります。
可能であればタオルを数枚用意し、エアコンの風が当たらない場所に広げて干すと、より効果を感じられるでしょう。
特にエアコンの吹き出し口の近くに干すと、風の力で水分が効率よく蒸発し、部屋全体に湿気が行き渡りやすくなります。
ただし、エアコンの真下に直接干すと、水滴が落ちて故障の原因になる可能性があるため、少し離して設置すると安全です!
エアコンを切って布団や毛布で温度調整する
ホテル滞在中の乾燥対策3つ目は「エアコンを切って布団や毛布で温度調整する」。
エアコンは、乾燥の大きな原因のひとつです。
暖房は空気を温めることで湿度を大きく下げます。
そのため、就寝前にエアコンを完全に切ると、室内の乾燥を防ぐ上で最も効果的です。
暖房を止めれば、それ以上空気が乾燥しません。
エアコンを切ると寒さが心配かもしれませんが、その代わりに、客室備え付けの毛布や予備のブランケットなどの活用をおすすめします!
湯沸かしポット(ケトル)でお湯を沸かす
ホテル滞在中の乾燥対策4つ目は「湯沸かしポット(ケトル)でお湯を沸かす」。
ケトルでお湯を沸騰させると、勢いよく大量の蒸気が発生します。
部屋に蒸気を充満させると、時短で湿度を上げられるためおすすめです。
特にチェックイン直後や、部屋の乾燥がひどいと感じた直後に試すと効果を感じやすいです◎
使う際は必ずケトルから目を離さず、寝る直前など、自分が起きている間に短時間だけ利用するようにしてください!
沸騰が終わったらすぐに電源を切り、水滴が周囲の電化製品やコンセントにかからないよう十分注意しましょう。
コップやグラスに水を入れて置く
ホテル滞在中の乾燥対策5つ目は「コップやグラスに水を入れて置く」。
客室のコップやグラスに水を入れ、ベッド付近のテーブルや窓際などに置くだけで、水がゆっくりと蒸発して湿度を上げる手助けになります。
加湿器のような強い効果はありませんが、ホテルの備品だけで実践できるため、手軽に乾燥対策を行いたい場合にぴったりです!
特に口の広い容器を使うと、水が空気に触れる面積が広くなり蒸発する量が増えるため、加湿効果がアップします。
水を補充するのを忘れないように注意し、連泊する際は新鮮な水に入れ替えるようにしましょう。
【必見】ホテルの乾燥を対策できるおすすめグッズ

続いては、旅行の荷物に少し加えるだけで、ホテルの乾燥対策におすすめのグッズを紹介!
上手に活用して、快適なホテルライフを実現しましょう♡
携帯用加湿器
近年の携帯用加湿器は、ペットボトルやコップの水を利用できるものが多く、荷物としてかさばりません。
ホテルの客室に加湿器がなくても、ベッドサイドに置いて一晩中運転させると、喉や肌の周りの湿度を理想的な状態に保てます。
特に超音波式やUSB電源で動くタイプは静かで、メンテナンスも比較的簡単です!
連続運転時間が長いもの(一晩中持つもの)を選ぶと、夜中に水切れで止まる心配がありません。
また、アロマ機能付きのタイプならリラックス効果も同時に得られるため、旅の疲れを癒すのに役立ちます。
保湿成分の高いマスク(濡れマスク・立体マスク)
寝ている間の喉と鼻の粘膜を乾燥から守るために、保湿効果の高いマスクの持参をおすすめします。
特に、あらかじめマスクの内側に保湿シートや濡れたフィルターが組み込まれている「濡れマスク」は、一晩中潤いをキープ!
朝起きたときの喉のガラガラ感や乾燥による咳を大幅に軽減してくれます。
通常のマスクでも、内側にガーゼを当てて少し濡らしたり、保湿スプレーを吹きかけたりするだけで効果があります。
また、睡眠を妨げないように、耳への負担が少ないゆったりとした立体構造のマスクを選ぶとよいでしょう。
保湿力が高いオールインワンジェル(オイル)
乾燥対策として、保湿力の高いスキンケアアイテムは必須です!
ホテルの空気が乾燥していると、入浴後や洗顔後に肌から水分が急速に蒸発してしまいます。
普段使用しているものよりも保湿力の高いオールインワンジェルや、肌の水分を逃がさないようにフタをする美容オイルを準備しておきましょう。
特に乾燥が気になる目元や口元、そしてボディには少し多めに塗布して、水分を閉じ込めるのがポイント。
わたしも夏や冬のエアコンから乾燥を守るために、スキンケア用品を必ず持参します!
手持ちのスキンケアアイテムがない場合は、ワセリンやシアバターなどのシンプルなスキンケア用品を持参するだけでも、乾燥から肌を守る強力なバリアになりますよ。
のど飴
喉の乾燥を感じた時にすぐに口に入れられるのど飴は、手軽な保湿アイテムです。
のど飴を舐めると唾液の分泌が促され、喉の乾燥した粘膜を湿らせてくれるため、乾燥によるイガイガ感や痛みを和らげる即効性があります。
就寝中や乾燥で喉が渇いて目覚めてしまう方は、枕元に置いておくとよいでしょう。
乾燥が気になるタイミングだけでなく、部屋にいる間はこまめに口に含むようにすると、より効果的です!
ミネラルウォーター
体を内側から潤すために、水分補給は最も基本的かつ重要な乾燥対策です。
ミネラルウォーターは、必ず手元に用意しておきましょう。
乾燥したホテルの部屋に長時間いると、想像以上に体内の水分が蒸発しているため、喉の渇きを感じる前にこまめに水分補給をしてくださいね!
夜中に目が覚めたときや、起床直後にすぐに飲めるように前もって購入しておくと便利です。
また、冷たすぎる水は体を冷やすため、できるだけ常温に近い水を飲むのをおすすめします。
旅先の乾燥に負けない方法とは?

ホテルや旅館の乾燥対策で最も重要なのは、手軽で効果的な保湿ケアです。
TABBIA(タビア)「温泉ハンドセラム」は、日本の名湯から着想を得た保湿成分を凝縮。
コンパクトで持ち運びやすいため、移動中やチェックイン後、就寝前など、乾燥を感じたその場ですぐにケアができます。
温泉のような潤いを肌に閉じ込め、カサつきや荒れを防ぎ、旅を快適に過ごすための必須アイテムです。
デリケートな肌を優しく包み込み、旅先での心地よさと贅沢な気分を格段に高めます。
さらに、ユズ・ヒノキ・無香料の3種類があり、その時の気分で使い分けもOK!
旅先で保湿をしながら、心地よい香りを堪能しながらリラックスしませんか?
乾燥対策をしながら充実したホテルステイを

ホテルでの乾燥は避けられないものと諦めず、予防と対策の習慣化が大切です。
本記事でご紹介した対策とおすすめグッズは、誰でも簡単に実践できます。
特に就寝時の保湿を徹底し、翌朝もトラブル知らずの美肌と快調な体調をキープしましょう!
ぜひ、次の旅で取り入れてみてくださいね♡
この記事を書いた人
- 旅行やホカンスがだいすきなWebライター。柔らかいけれど芯がある文章をお届けします。
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