温泉といえば日本!というくらい、日本各地にはたくさんの温泉があります。
病気やケガの療養に温泉につかったり、リフレッシュのために温泉旅行に出かけたり、日本人にとって温泉はなくてはならないもの。
古くから日本人に親しまれてきた温泉は、日本独自の文化と考えている方が多いのではないでしょうか?
実は海外にもさまざまな温泉が存在しています。
この記事では、日本と海外の温泉の違いについて解説します。
それぞれの違いを知って、日本の温泉の魅力を再確認してみてください!
温泉は日本だけでなく海外にも!

世界の火山の7%を有する国でもある日本。
そんな日本には、火山の恩恵ともいえる温泉がたくさん湧き出ています。
源泉と温泉地の数は他の国を圧倒するほどです。
温泉といえば旅館や浴衣など和のイメージが強く、温泉は日本独自のものと思っている人もいるかもしれません。
しかし、温泉は日本以外のさまざまな国でも利用されています。
アジアでいえば、台湾やタイにも有名な温泉があり、ほかにもドイツやハンガリーなどのヨーロッパ諸国にも。
日本以外の国でも温泉は愛されています。
日本と海外の温泉文化!3つの違い

日本と海外の温泉文化は、下記の3つの違いが挙げられます。
- 温度
- 泉質
- 水着の有無
それぞれ解説します。
温度
日本と海外の温泉文化の違い1つ目は「温度」。
そもそも日本と海外では、温泉の温度に大きな差があります。
日本の温泉は「温泉法」という法律のもと、泉温は25℃以上と定義されています。
アメリカは21.1℃以上、イギリスやドイツなどのヨーロッパ諸国では20℃以上と、国によって違いがあります。
また海外の温泉は、ぬるま湯のように低い温度でも、加温はせずに自然から湧き出る温度のまま入る場合が多いです。
ゆったり温泉につかってあったまる日本とは大きな違いですね。
泉質
日本と海外の温泉文化の違い2つ目は「泉質」。
泉質にはさまざまな種類がありますが、そのなかでも「酸性泉」は日本特有の泉質です。
文字通り酸性度が高く、殺菌力に優れているため皮膚病に効能を発揮するといわれています。
火山の噴気孔の近くから湧き出る場合が多く、海外ではほとんど見られない泉質です。
火山大国日本ならではの温泉といえるでしょう!
水着の有無
日本と海外の温泉文化の違い3つ目は「水着の有無」。
日本の温泉は、基本的に裸で入りますよね。
ところが、海外の温泉は水着が必須です!
海外の温泉は屋外プールのようなものが多く、男女一緒に入る場合もあるため、水着を着用しなければなりません。
台湾の温泉は裸で入る場合も多いですが、露天大浴場は水着だけでなく水泳帽も必要です。
日本でも水着で入れる温泉レジャー施設が増えていますが、温泉はやっぱり裸でつかりたいですね。
学生時代に寮生活をしていた私。
アジアや欧米からの留学生も多くいました。
日本の温泉文化を強く感じたのは入浴時。共同風呂なので他人と一緒に裸で入ります。
温泉に慣れている日本人には抵抗がないですが、留学生にとっては一大事!
裸で他人と入浴する習慣がないため最初はかなり戸惑うものの、帰国するころには恥じらいも吹き飛ぶほどに。
もちろん温泉も大好きになっていましたよ!
ヨーロッパの温泉は医療行為の一環
日本にも「湯治」という言葉がありますが、ヨーロッパでも温泉療法という医療行為の一環として、温泉は利用されてきました。
長期滞在が一般的で温泉地には専門医が常駐し、温泉療法を指導するなど、日本の湯治とは様相が異なります。
また、温泉を飲む「飲泉」も医療行為に当てはまります。
やみくもに温泉を飲むのではなく、専門医の処方箋のもと、回数や量、飲む時間まで決められています。
特にドイツは、公的健康保険が適用されるほど温泉療法が盛んな国です。
日本と海外の温泉の違いからみえる日本独自の温泉文化

息を吞むほどに美しい絶景の温泉や、世界遺産に登録された温泉など、世界にもさまざまな温泉が数多くあります。
温泉自体は日本以外の国にもありますが、温泉に対する想い入れの度合は日本とは異なります。
日本人は、温泉街という他の国にはない特別な空間を作り出してきました。
女将さんが迎えてくれる温泉宿や食事、そして心と体を癒してくれる温泉。
すべてが一体となり、日本独自の温泉文化を作り出したといえるでしょう。
日本人にとって、なくてはならない温泉。
温泉は間違いなく他の国の人たちよりも身近な存在です。
大自然のなかのプールのような温泉にも心惹かれるものがありますが、やはり風情がある日本の温泉は格別。
ぜひ日本各地の温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人

- 夢は弾丸トラベラーのWebライターです。タイとネコと牛が大好きです。
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