「旅に出たいけれど、どこへ行こうか迷っている」
「忙しい日常から抜け出して、少しでも旅気分を味わいたい」
と、思った経験はありませんか?
そんなあなたのお悩みを解決する方法は、ズバリ「読書」です!
本を開けば、そこは現実を離れた別世界。
本記事では、思わず旅に出たくなる小説を紹介します。
ページをめくるたびに、あなたは物語の主人公とともに未知なる体験ができますよ。
まるで実際に旅をしているかのような感覚を味わえる、特別な時間を過ごしてみませんか?
旅気分を味わえるおすすめ小説

旅をテーマにした小説はもちろん、目的地をテーマにした小説も併せて紹介します。
あなたにぴったりの1冊を見つけてみましょう!
木曜日にはココアを│青山美智子
『木曜日にはココアを』は、青山美智子さんの小説。
東京とシドニーを舞台に、一杯のココアがつなぐ12の物語が描かれた心温まるハートフルストーリーです。
東京の片隅にある小さな喫茶店「マーブル・カフェ」に、木曜日になると必ず訪れる「ココアさん」と呼ばれる女性がいました。
彼女がいつも同じ席で手紙を書く姿、そして必ず注文するホットココア。
そこには、彼女の過去と未来をつなぐ、ある秘密が隠されていました…。
東京の路地裏のカフェでココアを飲みながら、シドニーの開放感あふれる雰囲気を楽しめて、まるで自分が東京やシドニーを旅しているかのような気分になります。
また読んでいくうちに、人生の素晴らしさや人とのつながりの大切さを教えてくれる、まさにココアのように思わずホッとするような作品です♡
また本作は、連作短編集で区切りのいいところで読めるため、気になった章を読む楽しみ方もできます!
夜は短し歩けよ乙女│森見登美彦
『夜は短し歩けよ乙女』は、森見登美彦さんの小説。
一風変わった京都の夜を舞台に、個性的な登場人物たちが織りなす摩訶不思議な物語です。
主人公は、クラブの後輩である「黒髪の乙女」に恋心を抱く「先輩」。
彼女の気を引こうと奮闘する先輩と、天真爛漫な乙女が夜の京都を駆け巡る中で、奇妙な事件や出会いが次々と起こります。
古本市で出会う謎の男、学園祭で繰り広げられる奇想天外な騒動、そして夜の先斗町で繰り広げられる酒飲みたちの宴など。
時間軸が交錯しながら進んでいき、思わずファンタジーの世界に迷い込んだと錯覚しました。
新婚旅行の1つに京都を選んだキッカケになった作品です!
鴨川デルタや下鴨神社、先斗町といった京都の人気スポットがたびたび登場し、思わず旅に出たくなります。
また作中に出てくる「月面歩行」のモデルにになった「bar moon walk」は、京都旅行に行く際はほぼ必ずといっていいほど立ち寄る素敵なバーです♡
店内には作品のポスターやオリジナルメニューがあり、ファンが集う聖地として根強い人気があります!
森見登美彦さん特有の独特のユーモラスな文体と、京都の幻想的な情景が鮮明に描かれているので、あなたも京都で不思議な一夜を過ごしてみませんか?
さいはての彼女│原田マハ
『さいはての彼女』は、原田マハさんの小説。
主人公は、仕事も恋も失い、傷心のまま北海道へと旅に出ます。
そこで出会うのは、北海道の澄んだ空気やどこまでも続く水平線、そこで出会う人々との温かい交流。
ページをめくるごとに、まるで自分も一緒に旅をしているような感覚になり、いつの間にか心が解き放たれていきます。
わたし自身も前職でうまくいかなかったり、嫌な出来事が起きたりと、悲しい気持ちのときに本作と出会いました。
短編集でそれぞれのストーリーに異なる魅力を感じられ、読後は気分が軽やかに!
ゆっくりと時間が流れていくのを感じました。
主人公が旅を通して自分自身と向き合い、自分らしさを取り戻していく姿が読む人の心を揺さぶります。
頑張りすぎているあなたに、ぜひ読んでほしい作品です。
カフーを待ちわびて│原田マハ
『カフーを待ちわびて』は、原田マハさんの小説。
舞台は、沖縄の美しい自然が残る与那喜島。
主人公の明青は、島で雑貨店を営みながら、都会の喧騒とは無縁のゆったりとした日々を送っています。
そんな彼の元に届いた一通の手紙。
それは、数ヶ月前に旅先の神社で冗談半分で書いた絵馬への返信でした。
見知らぬ女性・幸からの手紙をきっかけに、明青の日常は穏やかでありながらも、確実に変化していきます…
キラキラと輝くエメラルドグリーンの美しい海、ザーッと響き渡る波の音、鼻腔をくすぐる潮の香りなど。
沖縄の開放感あふれる雰囲気を想像でき、ドキドキわくわくしながらページをめくりました♡
恋愛要素が多めですが、ミステリー要素もあり、中だるみせずに読めるのもポイントです!
旅猫リポート│有川浩
『旅猫リポート』は、有川浩さんの小説。
主人公の悟と愛猫ナナが繰り広げるのは、悟の新しい飼い主を探しながら日本列島を巡る物語です。
彼らの足跡を追ううちに、まるで自分も旅をしているかのような気分を味わえます。
美しい日本の風景や各地で出会う温かい人々。
ナナの視点から語られる旅の描写は、私たちの日常に忘れかけていた大切な何かを思い出させてくれます。
それは、人との繋がりであったり、何気ない風景の中に隠された美しさであったり…
本作は福士蒼汰さん主演で実写映画化もされている、人気作品です!
原作とはまた違った魅力があり、約2時間のロードムービーを楽しめます♡
旅屋おかえり│原田マハ
『旅屋おかえり』は、原田マハさんの小説。
主人公の須藤おかえりは、「旅屋」という不思議な屋号を掲げ、お客様の代わりに旅をする仕事を生業としています。
彼女が訪れるのは、名もなき小さな町や忘れ去られた風景。
そこで出会う人々との交流を通して、おかえり自身もまた、過去と向き合いながら再生していきます。
今作は、美しい情景描写と心に染み入るような温かい人間ドラマが魅力です!
ページをめくるたびに、心が洗われ、優しい気持ちで満たされていく。
読み終えたとき、きっとあなたは、大切な人に会いに行きたくなるでしょう。
私にふさわしいホテル│柚木麻子
『私にふさわしいホテル』は、柚木麻子さんの小説。
主人公の新人作家・加代子が、自身の才能と向き合いながら人生を切り開いていく物語です。
彼女の姿は、時に滑稽で、時に痛々しく、そしてどこまでも人間臭い。
しかし、そのひたむきな情熱と周囲の人々との交流を通して成長していく姿は、読者の心を強く揺さぶります。
舞台となったホテルは、かつて多くの文豪が愛した「山の上ホテル」です。
まるでタイムスリップしたかのような、昭和の香りを色濃く残す空間が特徴で、思わず宿泊したくなります!
実写映画も大変面白いので、あなたも今作でホカンス気分を味わってみてください♡
津軽│太宰治
『津軽』は、太宰治さんの小説。
太宰自身が故郷・津軽を巡り、自身のルーツと向き合う心の旅の記録です。
今作の魅力は、太宰の繊細な筆致で描かれる、津軽の美しい風景と、そこで生きる人々の温かさにあります。
津軽の雄大な自然や、素朴ながらも力強い人々の姿に心を打たれるでしょう。
特に太宰が幼少期を過ごした金木町や、乳母との再会を描いた場面は、思わず目に涙があふれます。
今作を読んだあとは、今作に登場した場所を訪れてみるのもいいですね!
ぜひ、津軽旅行の参考にしてみてください。
銀河鉄道の夜│宮沢賢治
『銀河鉄道の夜』は、宮沢賢治さんの小説。
あなたの心の奥底に眠る、忘れかけていた大切な何かを呼び覚ます、魔法のような作品です。
主人公の少年ジョバンニは、孤独と悲しみを抱えながらも、友人のカムパネルラと共に銀河鉄道に乗り込みます。
そこで彼らが見るのは、幻想的で美しい星が散りばめられた世界。
しかし、その旅は単なる冒険ではありません!
生死や友情、愛などについて描かれており、深く考えさせられます。
今作を初めて読んだのは、小学生の頃でした。
銀河を駆ける列車の描写は、まるで自分も一緒に旅に出かけているような気分になり、しばらく余韻に浸っていたのを覚えています。
そして物語の終わりにたどり着いたとき、大切なものを思い出しました。
たまには幻想的な世界に浸ってみるのもいいですね♡
雪国│川端康成
『雪国』は、川端康成さんの小説。
儚くも美しい恋模様を描いた、まさに日本の美しい情景と情感を堪能できる文学作品です。
物語の舞台は、新潟県南魚沼郡にある湯沢温泉。
主人公の島村は、そこで出会った駒子という芸者に惹かれていきます。
雪国の静寂や温泉の温かさ、そして2人の間に流れる切ない時間など。
ひとつひとつの描写が繊細で、五感を刺激するリアリティのある表現を楽しめます。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」という有名な書き出しで始まる今作。
トンネルを抜けた瞬間に広がる白銀の世界は、まるで別世界に迷い込んだかのような幻想的な美しさです。
文体も現代的なので、読みやすいのもポイント!
文学作品を読み慣れていない場合でも、安心して物語を楽しめます。
坊ちゃん│夏目漱石
『坊ちゃん』は、夏目漱石さんの作品。
読者を笑いの渦に巻き込み、心の奥底を温かくしてくれる物語です。
主人公の坊ちゃんは、正義感が強く、曲がったことが大嫌いな江戸っ子。
彼は、ひょんなことから四国の中学校に数学教師として赴任します。
しかし、そこは坊ちゃんにとって、カルチャーショックの連続でした。
個性的な教師たち、ずる賢い教頭、そしていたずら好きな生徒たち。
坊ちゃんは、持ち前の正義感と江戸っ子気質で、次々と騒動を巻き起こしていきます!
その様子は、時にコミカルかつ痛快で、読者を飽きさせません。
またコミカルな要素以外にも、人間関係の複雑さや社会の矛盾に対する鋭い視点が盛り込まれており、実に深い内容です。
四国の自然あふれる雰囲気を楽しみながら、ぜひ物語の世界に浸ってみてください!
檸檬│梶井基次郎
『檸檬』は、梶井基次郎さんの小説。
京都を舞台に、主人公の心の機微を鮮やかに描いています。
主人公は、得体の知れない憂鬱な気分に苛まれ、かつて愛した京都の街並みさえも色褪せて見えてしまいました。
そんな中、ふと立ち寄った果物屋で、美しい檸檬に心を奪われます。
鮮やかな黄色や芳醇な香り、そして手に持った時のずっしりとした重み。
檸檬のおかげで主人公の心は一瞬にして明るくなり、憂鬱な気分を忘れさせてくれます。
今作は心を静かに揺さぶり、日常に小さな光を灯す、特別な作品です。
読了後、京都の街を楽しんでみましょう!
城の崎にて│志賀直哉
『城の崎にて』は、志賀直哉さんの小説。
作者自身が療養のために訪れた城崎温泉での体験を元に描かれています。
静かな温泉街の風景や生き物たち、そして作者自身の内面など。
それらが繊細な表現で描かれており、まるで自分もその場で体験しているような気持ちになります。
日常の中に潜む小さな幸せや命の尊さを、力強く描き出しており、あなたの心に響くこと間違いなし!
舞台となった城崎温泉は、開湯1300年以上の歴史を誇る兵庫県で人気の温泉です。
今作の余韻に浸りながら、温泉の旅に出かけてみるのもいいですね♡
旅の小説を読むなら電子書籍リーダーもおすすめ!

電子書籍リーダーは、旅の小説を読むのにぴったりのアイテムです。
何冊もの本を持ち歩く必要がなく、荷物が軽くなるため、旅行のお供にぴったり!
Amazonユーザーならkindle、楽天ユーザーならKOBOをおすすめします♡
紙の本とはまた違った魅力があり、自宅に1台あると大変便利なアイテムです!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
小説を楽しんだ後は旅に出かけてみよう

「旅に出たいけれど、時間がない」
「どこへ行こうか迷っている」
そんなあなたも本を開けば、そこは自由な旅の世界。
物語の主人公と一緒にまだ見ぬ景色や人々との出会いなど、心が躍るような体験をしてみませんか?
今回紹介した小説は、どれもあなたの旅心をくすぐるおすすめの作品ばかり。
ページをめくるごとに新しい発見や感動が、あなたを待っています。
物語の余韻に浸りながら、旅を楽しみましょう♡
この記事を書いた人

- 旅行やホカンスがだいすきなWebライター。柔らかいけれど芯がある文章をお届けします。
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